銅スクラップ業者の営業の持ち物 Item-of-Business-Sales-of-Scrap-Dealer

銅スクラップ屋の営業の持ち物。

筆記用具とかノートとか、そんなものは、屑屋に限らず。

■軍手
屑は汚れているので、軍手を使う。
普通の軍手ではなく、ゴム付きのものを(貫通防止)。

■作業着
相手によるが、スーツではなく作業着の方が適する場合がある(その逆もある)。
屑の下見の場合、スーツだと汚れるのでね。
現場作業で汚れているものは避け、営業用を用意する。
それが汚れたら、現場用に下げる。
それなりの屑営業は、現場経験があろうしね。

■作業靴
スーツで行った場合でも、時によっては履き替える方がいい場合もある。
屑山に革靴で登るのは難しい。

■ヘルメット
キッチリしている屑屋の場合、ヘルメットがないと構内に入れない。
先方がヘルメットを常備している場合もあるが、そうでない場合もあるため、持っておくと良。
当然、目的は自分の身を守ることであることを忘れずに。
頭上から屑が降ってくるかもしれない。
会社名、氏名(フリガナ)、血液型を側面外部に記入のこと。

■磁石
ステンレスの見分け用。
SUS400系は磁石に付くが、SUS304やSUS316は付かない。
差し棒タイプの磁石は、離れたところでも調べられるので便利だ。
なくすことが多いので、数本購入しておくと良い。

■LEDライト
当然、暗所で使用。
解体物件だと、電気が止められている場合があるのでね。
100円ショップでも入手できるが、長く使うには丈夫なものを。
電池残量に注意。

■金属分析器
蛍光X線タイプなど。
特殊金属など、場合によっては必要。
金属の構成(種類と%)を一瞬で知ることができる。
だが、非常に高価なので、破損や盗難に注意。
会社に1台しかない場合は、持ち出してしまうと会社で使えない…
電池残量に注意。

■スマホ
地図やメール、アドレス帳、メモ、カメラなど、屑業にも役立つ。
その場で値付けを求められることも多い屑営業。
値付けに相場は必須であるが、相場は日々変化もの。
国内銅建値は遅いので、仮定銅計算値、LMEやNYの海外銅をスマホで確認。
クルマで充電できる、充電器は必須。
地図の使用で充電切れ、電話ができないとなると意味がない。
場合によっては、モバイルバッテリーも有効。
モバイルバッテリーとは、充電済みのバッテリーのことであり、これとスマホをケーブルでつなぐことで、電源のない場所でも充電できる。
モバイルバッテリーは繰り返し使用可能だが、当然、営業に出る前に充電しておくこと。

あと、知識の浅い営業は、金属の構成表とか。
元素記号などは、一通り言えると思うけど。

自分で資料集を作るとよいが、それがないと営業できないのは困りもの。
先方から見ると「コイツ、シロートか?」となる。

頭に入れておくべきであり、それが仕事だ。
変動する海外銅や為替は、直前に頭に叩き込め。

以上のようなものを揃えておくと、「プロ」ッぽく見え、価格交渉も優位に?
前も書いたが、見た目も重要なのよ、この仕事は…