銅スクラップの輸出先 Country-Export-To-Copper
一号銅線(ピカ線)や上銅、並銅などの質が高い銅スクラップは日本国内の炉に送られるが、下銅や雑線などの銅含有率の低いスクラップは、輸出される。
輸出先は、多い順に以下の通り。
<銅系スクラップ国別輸出>
1.中国:20,395トン
2.香港:561トン
3.韓国:341トン
4.台湾:100トン
5.マレーシア:80トン
6.フィリピン:55トン
7.スペイン:21トン
8.その他:64トン
—–
合計:21,616トン
輸出合計金額:5,745,663千円
平均単価:265.8千円
どこの国に輸出されているのかは財務省貿易通関統計で調べることができる。
銅系スクラップのHSコードは「740400」なのでそれで絞る。
2014年4月の輸出量は前月比5.2%増加であったが、前年同月比では23.6%の減少となった。
中国の景気減退懸念や、金属を担保とした資金調達に対する調査により、低調に終わったようだ。
上記を見ても分かるように、輸出先は中国が非常に多い。
そのため、中国の景気動向が銅スクラップの相場に大きな影響を与えることになる。