世界の銅取引市場 World-Market-of-Copper
銅の海外市場には、LME(London Metal Exchange,ロンドン金属取引所)、NYMEX(New York Mercantile Exchange,COMEX,CME,ニューヨークマーカンタイル取引所)、SHFE(Shanghai Futures Exchange,上海期貨交易所)がある。
NYMEXは「ニューヨーク・マーカンタイル取引所」と商品取引所(COMEX)が、2つの主要な部門である。
かつては別々であり、その後合併されたが、過去の名残により、いまだCOMEXと呼ばれることが多い。
親会社のNYMEX Holdings Incは、2008年8月22日にCME Groupによって買収され、現在に至る。
海外銅相場をいう場合、3つの中のLMEを指すことが大半であるが、市場間には各々時差があるため、互いに影響を受ける。
LMEの下げを受け、NYMEXも下がるといった感じである(その逆も同様)。
そのため、LMEとNYMEX両方を掴んでおくと、相場の先取り感が得られる。
銅スクラップという観点からでは、最大の輸出先である中国のSHFEも注目すべきである。
なお、日本国内に銅の市場はないため、国内銅建値はこれらの海外銅相場を基に決められている。