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銅スクラップ屋の重機(フォーク付きユンボ)

スクラップ屋が成長し、ある程度の規模になると、フォークの付いた重機が必要となる。
買い集めた銅屑などを他へ売却するには、スクラップ専用車などに積み込む必要があるためだ。

この重機を、ユンボ(Yumbo)と呼ぶ。
ユンボとは、一般には油圧ショベル、パワーショベル、バックホー等と呼ばれる建設機械の呼称のひとつだ。

ユンボには標準でバケツ(土をすくうショベル)が付いているが、スクラップ屋には必要ない。
金属屑はすくうのではなく、掴むためだ。

よって、バケツをフォークに交換して使用することになるが、
新車購入であれば、最初からバケツ不要、フォークに交換済で納車できる。

ユンボの大きさは、標準で付いているバケツの大きさにより命名される。
0.45(コンマヨンゴ)とか、0.7(コンマナナ)などと呼び、数の大きいものほどユンボのサイズが大きくなる。

スクラップ屋の規模にもよるが、0.45か0.7が多い。
大きなユンボは一度に多く積めるという利点があるが、広い置き場所が要るため、狭いヤードには置けない。

小さいユンボは置き場を取らないし小回りも聞くが、積める量は少ない。

屋根のある場所にユンボを入れる場合、高さにも注意。
当然、屋根の高さを越えたユンボは、その場所に入ることができない。

大きなスクラップ屋の場合、0.45と0.7を両方持ち、用途によって使い分けていることがある。
4トントラック程度の入荷の荷降しには0.45を使用し、20トン程度の出荷の積み込みには0.7を使用する、といった具合だ。

ユンボは、グリス挿しやラジエーターの掃除など、定期的なメンテナンスをしなければならない。
特にグリス挿しは重要で、使用頻度によっては毎日行う。

ユンボは消耗品である。
腕(先端のフォークまでの間)が傷んだり、フォークに力を伝達する油圧ホースが切れることもある。
油圧ホースの切断は、スクラップの積み込みの際に、スクラップとの接触で発生することがある。

また、フォークも消耗品である。
硬い金属を掴むため、フォークが削れてきたり、変形してくるためだ。
フォークは多くの場合鉄製であり、使用に従い削れてくる。

フォークは交換できる。
ユンボそのもの(腕など)が痛んだ場合は、修理も可能だが、買い換えた方が長い目で見ると良。
というのも、腕が痛んでいるようなユンボは、腕以外も痛んでいるからだ。
中古のトラックやリフトにも、同様のことが言えるね。

新車のユンボは高いので、中古を探したいところだが、東日本大震災のガレキ撤去や復興のために入手しづらくなった。
その後、中古ユンボ不足は落ち着いたものの、使用者が手放さないと中古はでないので、中古在庫は常に不足気味だ。

中古を探す場合、上述した痛み(劣化)に注意されたい。
中古で安く買ったはいいが、故障頻発でその修理が膨大、となっては意味がない。

ユンボの先はフォークだけでなく、磁石やハサミにすることもできる。
磁石は鉄を積む時に有効。
ハサミは、鉄を切って長さを揃えることができる。
長さを揃えることにより、鉄屑分類の規格内とし、売価を高めるのだ。
磁石は、ユンボ回転時の遠心力に注意(落ちることがある)。

ユンボのメーカーは多々あるが、スクラップ屋で見るのは、以下のようなところ。

・KOMATSU(小松製作所)
・CAT(キャタピラー)
・HITACHI(日立建機)
・住友(住友建機)
・コベルコ(コベルコ建機)
・KATO(加藤製作所)

KOMATSUは他に比べて高いので、KOMATSUを新車で導入できる屑屋にはカネがある?

CATは、三菱重工が株を持っていたため「新キャタピラー三菱」と称したが、株の売却を経て「キャタピラージャパン」となった。

ユンボの足は、戦車のようにキャタピラである。
標準は鉄だが、鉄の状態だと、敷鉄板上はスベるし、コンクリートでは(地面に)傷が付く。
硬ゴム履きにすると、これらは大きく解消されるし、騒音も(少しではあるが)軽減できる。

操縦席が上に上がるタイプのユンボは高価であるが、積込時に荷台内部が見えるため、非常に積みやすい。
積み込みが終わっても上に上がったまま降りてこない操縦者も?

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