円相場(為替相場) Exchange-Rate-of-JPY
銅の相場を知るのに、円相場(為替相場)は重要である。
海外銅相場は米ドル値なので、これを円値にするには、1米ドル=●円というレートが必要になるためだ。
つまり、海外銅相場が不変でも、為替が円安に動けば、銅相場は上昇し、為替が円高に動けば、銅相場は下落することになる。
海外銅相場と円相場を基にして、国内銅建値が決められている。
よって、海外銅相場と円相場から、その日の銅建値を求めることができ、これを「仮定銅建値計算値」と呼ぶ。
正式な銅建値ではなく、あくまで仮定の値なので、そう呼ばれている。
仮定銅建値計算値は自分で計算することが可能だが、海外銅相場と円相場の取得、そして計算が面倒なので、仮定銅建値計算値を提供しているサイトを利用するとよい。
現在の国内銅建値と仮定銅建値計算値を比較し、●万円の上げ余地、●万円の下げ余地、ほぼ一致といった情報が提供されている。
円相場(為替相場)は、対米ドルだけでほぼ用は済むが、欧州危機に備えてユーロと、銅スクラップの最大の輸出先である中国の人民元も押さえておきたい。
安倍政権と日銀黒田氏によるアベノミクスにより、2014年12月、急激な円安が進行した。
円相場の動きについては、円相場の推移(米ドル,欧ユーロ,中国人民元)を参考にされたい。