エアコン室外機30台盗難(山梨県)
エアコンの室外機約30台が相次いで盗まれました。
警察によりますと、今年に入り、甲府市など山梨県の6つの市で、公民館や集会所などに設置されたエアコンの室外機約30台が盗まれていたことが分かりました。
自治会長:「一番エアコンを使う時期に盗られたから困るなあと」
いずれもホースが切断され、固定するボルトを外して持ち去られていて、警察は同一犯の可能性もあるとみて調べています。
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エアコンの室外機の盗難は、室外に設置されているのでよくあることだが、普通はエアコンを使わない春・秋に発生する。
夏・冬のエアコン使用時期だと、エアコンが動作しないので、盗難がスグに発覚してしまうからだ。
ただ、今回は公民館や集会所など、つまり使用頻度が低い場所なので、冬でも盗まれたのだろう。
エアコンの室外機のみでは動作しないため、中古使用ではなく、屑用途(金属屑として売る)と思われる。
エアコンには銅やアルミという、熱を伝えやすい金属が含まれており、それを取り出して金属リサイクルとするためだ。
台数ではなく重量で売るのだが、最近の新しいエアコンは軽いため、昔ほどカネにならない。
例えば、Panasonicの2016年度モデルであるCS-286CF(家庭用,単相100V,10畳用)の重量は、室内機8kg、室外機21kg、合計29kgしかない。
昔は室外機と室内機セットで最低40kgといったものだが、今やその75%の重さしかない。
屑的には、製造年の古い、重い、ウルサい、電気代がバカ高い、昔のエアコンの方が高く売れるのだ(笑)
付属するVA線(電線)、室内機と接続されるエアコンパイプも、屑として売れる。
屑の盗難が多発するのは、景気の悪い証拠だ。
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