銅ナゲット Copper-Nugget
電線を細かくカットし被覆を除去した銅粒で「赤ナゲット」とも呼ばれる。
Nuggetとは「塊」の意味。
異物の混入度合と粒の太さで価値が決まる。
異物の混入が全くなく、粒が大きいものはピカ線で通用することもあるが、銅ナゲットをピカ線で通せる問屋は少ない。
多くは被覆や半田、真鍮、鉛などの混入があり、雑ナゲットと呼ばれる。
電線から質の高いナゲットを作るには、それ相応の設備と、品質管理が不可欠。
ナゲットから異物を除去する方法には、水を使用するものと、風を使用するものがある。
水を使用する場合、乾燥を確実に行わないと、銅が錆びて劣化するので注意。
慣れない場合は扱わない方が賢明な銅スクラップである。