中国 北京市の5地区が人口抑制計画、大気汚染対策

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大気汚染の原因は、人口だけではないのだが…

中国の首都、北京市の5地区が、今後数年間に人口の上限を設定したり減らす計画を発表した。
地元メディアが21日伝えた。

北京は、ここ1週間に大気汚染について最高度の「赤色警報」を発令している北部24都市のうちの一つ。
各都市では工場が操業を停止したり交通規制が敷かれている。

22日の北京市は、「赤色警報」が解除されたが、冬の間は暖房用燃料需要が高い状態が続くため、再びスモッグが深刻化する可能性がある。

関連:中国・北京市の5地区が人口抑制計画、大気汚染対策=メディア (ロイター)

特に北京(Beijing)の南西に位置する石家荘(Shijiazhuang)や保定(Baoding)は、重度の汚染に長期間さらされることで有名。
金属雑品や雑線の輸出先である広東省は比較的軽度であるが、天津(Tianjin)は汚染がひどいので、出張の際には注意しておきたい。
内陸にあって空気が清浄そうな新疆ウイグル自治区のウルムチ(Wulumuqi)、内モンゴル自治区のフフホト(Hohhot)、チベット自治区の拉薩(Lhasa)も汚染されている。
沿岸にあって空気が流れそうな上海(Shanghai)も汚染されていることがあるので、観光目的でも注意が必要。

中国の空気質指数(Air Quality Index,AQI)は、以下で確認可能。

AQIのレベルと健康への影響

関連:中国の空気質指数 (Air Quality Index)